前回の更新からうっかり1ヶ月を過ぎてしまいました。。
みなさま、お変わりありませんか?
さて、わたしのお腹も順調に大きくなり、
もういつ出てきてもいいよーというところまでやってきました。
もうお腹はすいかを抱えているようにぱんぱん。
赤ちゃんも狭そうです。
「あっという間だねー」
と会う人会う人に言われますが、
個人的には慣れないこと、知らないことだらけで、
それでもわが子に会える日が待ち遠しくて本当に長かった...という思いの方が強かったりします。
小さな人がお腹にいることが初めてわかった日のこと。
今まで経験したことのないどうしようもない気持ち悪さとの闘いの日々。
一体何を食べたらよいのか、
どうやって過ごしたらいいのか、
本当に自分の体が自分の体でなくなったような、
心細くて、わからなさすぎて、
少しでも情報が欲しくてiPhoneで毎晩毎晩不安を掻き消すように何かを検索し続ける日々...
「これがいいよ」
と聞けば、端から試し、先輩ママたちの話を真剣に聞き、
地域の主催のママパパクラスなどへ通ってみたり、
慣れない体調不良とも折り合いをつけながらも必死でここまでやってきました。
とはいえ、一番の大仕事がこれから待ってはいるのですが...
あともう少しで終わりで、またもっと想像を絶するような日々のはじまりで。
今はどうしようもない眠気と、だるさと浮腫みとで、
横になっていることが多いのですが、
そんな中、川上未映子さんの
「きみは赤ちゃん」を読みました。
ご自身の妊娠から、出産までのエッセイです。
実際に私自身も経験するまで、全く未知の世界だった分野の話ですが、
だからこそ、経験してみてわかること、
三者三様の物語が、こうしている今も繰り広げられているんだなぁと思うこと、
共感すること、考えさせられること、感じることがたくさんあって、
出産前にこの本を読めてよかったなぁと思っています。
妙に冷静な描写に、一人で大笑いしてしまったり、
世のお母さんたちのことを思って涙してしまったり、
まだ見ぬわが子のことも、わたしもそう感じるのだろうかな、と
感慨深くも物思いに耽ってしまったり。
まだ物言わぬわが子のいる大きなお腹を撫でては、
ふむふむ、へー、わーわかる〜、あはは、
と言いながら最後には大号泣。
こうして砂のようにあっという間に指の間をすり抜けていく一刻一秒を、大切にしたい。
そして、大変かもしれないけれど、
未来はきっともっと素敵だ、と思えるような本でした。
ぜひ、たくさんの方にも読んでいただきたいです。
・・・
さて、久しぶりに静岡のFossetさんへ少しですが納品させていただいております。
お近くへお出かけの際にはぜひ、お立ち寄りください。
Fosset
lullはしばらく出産のため活動をお休みさせていただきます。
お店へのお問い合わせなどは引き続き行っておりますが、
お返事にはお時間をいただいてしまいますので、
ご理解いただきますよう、どうぞよろしくお願いいたします。